アクティブリスト

1.アクティブリストについて

編集するアイテムが1つのときは、アイテムを指示することは簡単です。
しかし、たくさんのアイテムを編集するときに、アイテムをひとつひとつ指示すると、時間がかかったり、間違えたりします。
Space-E/Drawでは、たくさんのアイテムを1つのまとまりとして扱うことができます。
そのまとまりを「アクティブリスト」と呼びます。
編集するアイテムをアクティブリストに登録し、入力モード切替えメニューの[アクト指示]を使用すると、アクティブリストに登録しているすべてのアイテムを、まとめて編集できます。
また、Space-E/Drawには「チェインリスト」と呼ばれる機能があります。
チェインリストとは、端点どうしが連結しているアイテムを、1つの形状として認識することです。
チェインリストに登録したアイテムは、自動的に現在のアクティブリストに追加されます。
(1) アイテムを指示して登録するコマンドでは、入力モード切替えメニューの[グループ指示][クラス指示]を使用すると、グループ単位、クラス単位で登録できます。

(2) 登録する場合は、現在のディスプレイマスク、データマスクから影響を受けます。
作業対象外のアイテムは、アクティブリストに登録できません。
また、アクティブリストへ登録していても、マスクを変更して作業対象外にしたアイテムは、編集できません。
(3) システムメニューの
アクト(ACTV)コマンドでは、アイテム指示または矩形で囲んで、領域を指定し、その領域内のアイテムをアクティブリストに登録またはクリアします。
登録またはクリアしたアイテムには、アイテムタイプにより、登録またはクリアできる条件が異なります。
(4) 一度アクティブリストに登録すると、システムメニューのアクト(ACTV)コマンドの[外す]または[全クリア]でクリアするまで有効です。 (5) 移動コマンドで[複写]モードで実行する場合、アクティブリストはもとのアイテムのみに有効です。
システムメニューのミスク(CMMS)コマンドの[コマンドミスク]−[複写]の項目の「12.アクティブリストへの登録」で、複写先のアイテムにも有効にできます。
(6) システムメニューのミスク(CMMS)コマンドの[システムミスク]−[指示モード]の項目「10.アクティブリストを対象にする時の再確認」で「0.する」に設定すると、入力モード切替えメニューの[アクト指示]を指示したときにメッセージを表示し、確認することができます。
例)
移動するアイテム ID#[アクト指示]
アクティブ処理しますか〈 Y=はい,N=いいえ 〉
処理する場合は、「Y」を入力します。
(7) システムメニューのミスク(CMMS)コマンドの[システムミスク]−[指示モード]の項目の「9.アクティブリストの確認カラー番号」でクラス番号を設定すると、入力モード切替えメニューの[アクト指示]を指示したときに、アクティブリスト中のアイテムの色が変わるので、確認できます。

2.アクティブリストへの登録とクリア

システムメニューのアクト(ACTV)コマンドで登録またはクリアを行います。